Lola(ローラ)は、JH AUDIO初となるハイブリッド型インイヤーモニターです。独自技術「freqphase Technology」や「Steel Tube Waveguide」に加え、特許出願中の新技術「D.O.M.E Midrange Enclosure Technology」を採用。再現性豊かなミッドレンジ再生を可能にします。
Jerry HarveyがIEMに新たなパラダイムシフトを起こすべく開発した新技術「D.O.M.E Midrange Enclosure テクノロジー」は、LOLAに搭載した4.9mm径ダイナミック型ドライバー用として、位相補正バンドパス型エンクロージャーを再設計。これをハウジング内に納めました。この最適化されたエンクロージャーは、3Dプリンターで製造され、「9.8mm」相当のサウンドを可能にします。
多数のドライバー構成での時間軸と各帯域の位相を正確に制御する特許技術です。独自のチューブウェイブガイドにより各ドライバーの信号を0.01ミリ秒以内に確実に到達させ、IEMとしての役割を適切に行います。
ユーザー自身でL/Rの低域調整可能な「Variable bass」機能をケーブル上に搭載。
独自開発の4pinアルミニウムケーブルコネクターにより、安全で強固な接続を実現。汗やホコリからも守ってくれます。
商品名 | JH AUDIO Lola Universal |
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メーカー | JH AUDIO |
ハウジング | ー |
駆動形式 | ー |
振動板 | ー |
ケーブル | ー |
端子 | ー |
Bluetooth | ー |
ノイズキャンセリング | ー |
バッテリー時間 | 最大ー時間 |
2022年5月5日21:04
音質はウォーム傾向で、鋭いというよりは豊か、艶やかといった鳴り方をします。
その割に解像度は高く、細かい音まで聴き分けることができます。
ただし音場は狭めです。また、サ行の刺さりは若干気になります。
特色として、中低域の響きが豊かで独特だと感じました。その点は自分は結構気に入りました。
ただ、値段を考えると…最近は10万円以下どころか5万円以下でも驚くほど音が良いと思えるイヤホンが増えてきましたので、「この値段でも買いだ」というまでではないかなと思います。
追記:
視聴環境は下記3種類でした。
いずれの環境も出音に大きな違いはありませんでした。
1. ポータブル環境1 : Hugo2+2Go
2. ポータブル環境2 : P6Pro
3. 据置環境 : Yggdrasil(LIM)+US5Pro
(ケーブルは付属のシングルエンド)
2021年9月1日22:55
最初聞いた感想は正直微妙でした。中音域にダイナミックドライバを配置した変わった構成だったのでボーカルメインかと思いましたが、実際にはボーカル&楽器もせり出すような聞こえだったので、今一つJH氏の意図が読めませんでした。過去のPHILE WEBさんの記事で、ジェリーハービー氏へのインタビューでGuns N' Rosesのスラッシュに「ROXANNEの音はとってもいいけど、愛用するマーシャルのギターアンプから聴こえる音とどこか少し違うよね」と言われたのがきっかけで「ボーカルにギター、ピアノなど楽曲のメロディを奏でる楽器の成分がもっとありのままナチュラルに鳴らせる、スラッシュの期待を超えるイヤホンを・・」と書いてあり実際にGuns N' Rosesの曲でRoxanne1と聞き比べをしてみました。聞き比べると確かに、LOLAの方がギターがドライに鳴っておりリアルでギターを弾いているような音でした。ボーカルとギターも良く聞こえます。(Roxanneも悪くないのですが、音数が多いため付帯音が多くギター音が若干湿っぽく重く聞こえました)
こういう聞き方をすると、楽器数の少ない昔のバンドの曲はすごく生っぽく聞こえるようになりました。DeepPurpleも良かったです。(JHの商品説明にある、transports you back into the raw sound of the 1960s.はこういうことをいっているのかもしれません。)
反対に現代の曲では音数が多い曲が多いため、あまり合わない曲が多いように思えます。ジャズっぽい曲などはグッとくるかもしれませんが・・
曲を選ぶイヤホンですが、ボーカルを聞きたい人には合いませんので気を付けましょう。バンドのモニター用って感じかな・・
(試聴機:hugo )