「音は飛ばせても 感動は飛ばせない。優先にこだわる理由がある。」
大手音響メーカーのハイエンドイヤホン、ヘッドホンを作り続けて35年。
これまでのノウハウと、緻密な技術を結集させ、満を持して新ブランドを設立し、初のオリジナルイヤホンを発売します。
『五感で感じる音づくり』
これは創業以来、我々の音づくりの基本にしている思いです。「演奏者や歌い手、そしてその制作に携わった、熱い職人たちの想いを音に乗せ、感動と共にきちんと伝える」事にこだわり、製作いたしました。
こうして、メインテーマと創業以来の思いが融合し完成したものが、『newspring』です。
この方法として選んだのは、イヤホンの基本の中の基本、「有線方式」。今流行りの無線方式は、選択肢にありませんでした。流行りを選ぶのではなく、あえて「感動と共にきちんと音を伝える」事に、最後までこだわり続けました。
我々は、基本の中の基本を大切にした、音づくりの専門メーカーです。伝えたいのは「音」だけではない。是非、あなたの耳でこの感動を受け止めてください。
【ボディー(ハウジング、ユニットホルダー)素材】
イヤホンのボディーは音楽が再生される時、わずかながら振動(共振)します。
この振動が音の濁りや歪を生みます。
金属ボディーによってドライバーユニットをしっかり固定することにより重低音から高域までクリアな解像度の高い音質再生を実現しました。
・アルミ合金(NSE1000-A):軽量ながら低域の不要な振動を抑え、高域の濁りを排除し、煌びやかな音を再現
・ブラス(NSE1000-B):重低音の振動に負けず中高域の解像度も向上
・ジャーマンシルバー(NSE1000-G、発売開始後取り扱い予定):柔軟に且つしっかりとドライバーを保持し、不要な共振による音のひずみやにごりを排除する
【プラグ+ケーブル】
2種の新たな芯線構成により本体の個性的な音質をさらに際立たせます。
本体との接続はMMCXコネクタにより着脱可能、再生機器との接続プラグはΦ3.5mmステレオミニプラグです。
MMCXコネクタからプラグまでL/Rを完全にセパレートし、分岐部でのジョイントも無い構造により優れたセパレーション、電気信号のロスも大幅に改善されました。
・ハイブリッドリッツワイヤ―(NSE1000-A、NSE1000-G):銀コート4N OFCリッツ線+極細4N OFCリッツ線
・スーパーファインリッツワイヤー(NSE1000-B):極細4N OFCリッツ線
・非磁性24金メッキプラグを使用しています。
商品名 | newspring NSE1000-B |
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メーカー | newspring |
ハウジング | ブラス |
駆動形式 | 11mmダイナミックドライバ |
振動板 | ー |
ケーブル | MMCX端子型着脱式/約1.2m(Y型) スーパーファインリッツワイヤー |
端子 | Φ3.5mm 非磁性24金メッキ ステレオミニプラグ(ストレート) |
Bluetooth | ー |
ノイズキャンセリング | ー |
バッテリー時間 | 最大ー時間 |
2021年11月23日21:52
初見のメーカーでとりあえず聴いてみたが、よい。初めは低音のよさに目が行くが全体のバランスもこなれている。声や弦楽器の表現はうっとりする。ピアノトリオもドライブ感があり、いい。もっと聴かれてもいいメーカーに思う。
2021年8月23日18:11
ゼンハイザー/IE900、シュアー/SE846、WIFIMAN/RE2000、Empire Ears/Legend X、AKG/N5005、Astell&Kern/T9iE、パナソニック/TZ-700など解像度の高さには定評のある多くのイヤホンを使っていますが、NSE1000-Bの解像度はこれら全てを上回る素晴らしいものでした。筐体が真鍮の’B’は他のモデルに比べて低音が強調される様ですので、解像感の高さをより感じられたのかもしれません。
しかし、この「解像度」には注意が必要です。と言うのも、NSE1000の解像度の高さは決して万能ではなく、クラッシックの、ことに多くの楽器が多数の音を重ねる交響曲や協奏曲を聴いてこそその真価が発揮されるからです。インターネットや雑誌に掲載されるNSE1000のレビューの数が少なく、またそれほど高い評価を得ていないのも、このイヤホンの【多重化された音を忠実に再現する】を評価するのにふさわしい楽曲を対象としてはいないことによるところが多いように思います。
アニソンや、電子楽器を主体としたポピュラー/ヴォーカルソングは、アンプとミキサーで音が構成されていますから、イヤホンサイドではその構造を再構成すれば事足ります。BAマルチやハイブリッドがこの類の音楽において特質を発揮するのは、これらのドライバー構成は「音の構成」こそが勘所になりますから、良い性能を発揮するのです。
しかし基本的にアコースティック楽曲で奏でられ限定された数のマイクで音を拾いそれを再現するクラッシックでは、アンプ+ミキサーで構成された音源とはそもそもの素性が異なります。マイクは極めて特殊な超指向性マイクを除けば、主たる対象とする音源以外の音も拾いますから、その輻輳性、複雑さは累乗的に加算されます。また、クラッシックやモダンジャスのようなアコースティック楽器は倍音が非常に重要な要素となりますので、アンプ+ミキサーによる構築された倍音とは比較にならないほど深く、そして重要となるのです。
このようなアコースティック楽曲には、音を構成的に構築するマルチBAやハイブリッドではなく、アナログの音源を可能な限りそのまま再現することが正しい方法論であることをNSE1000は教えてくれました。もちろん優れたシングルDDはNSE1000以外にも数多くありますが、いたずらに新奇な技術を追うのではなく、また音の「演出効果」に多大な配慮を払うのではなく、音の再現性と言う実は音楽鑑賞にとってはもっとも大切なことに細心の注意と配慮を払ったのがNSE1000だと言えるでしょう。
繰り返しになりますが、このような特性を持つNSE1000ですから万能イヤホンと言うわけではありません。アニソンやヴォーカルソング、ダンス/エレクトロニカは言うに及ばす、クラッシックの室内楽にかんしては最良のイヤホンとは言い切れません。もちろん、これらの音楽も十分以上の音質で聴かせてくれますが、交響曲や協奏曲、ビックバンドを聴くことが主目的の方々にそこ、この畢竟の名器を愉しんでいただきたいと思います。
2021年1月30日1:03
解像度がとてもたかく音場の広いイヤホンだと思います。
中高音がきらびやかで、低音のアタック感もしっかりとあります。
イヤーピースのフィット具合で音の傾向がかなり変わるので、付属の物でサイズがしっかり合うか確認してから使うことをお勧めします。